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第一人者として新事業を開拓。エンジニアの成長を促す環境づくりにも貢献

2010年に株式会社シー・エス・エスに新卒入社した林さん。持ち前の好奇心と集中力で、常に新しい道を切り拓き、2016年からは、AWSのコンサルティングパートナーとして当社の事業拡大に大きく貢献してきました。自らプログラムコードを書けるテクノロジーコンサルタントとして、多くの顧客から信頼を寄せられるとともに、後継の育成にも積極的に取り組む林さんに、シー・エス・エスでの成長の軌跡を聞きました。

プロフィール

林 夏樹(ハヤシナツキ)
株式会社シー・エス・エス
テクノロジー・コンサルティング部 テクノロジー・コンサルティング課 統括課長
2010年4月 新卒入社

  • 入社直後から、大手企業の基幹システムの開発等に、プログラマー、SEとして携わり実績を重ねる
  • 2016年には、AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト資格を取得し、社内におけるクラウド事業推進の立役者に
  • エンジニアとして活躍するとともに、AWS(アマゾン ウェブ サービス)やPython等の研修講師として後継のスキルアップにも努める
  • 2024年度からはテクノロジーコンサルタントとして、エンドユーザー様へのシステム導入提案を行う
  • 仕事のスケジュール管理をしっかり行いメリハリをつけることで、プライベートも充実の日々をおくっている

経験を重ねることが次に活きるテクノロジーコンサルタントの仕事

ビジネス課題に対する最適なシステムを提案

―林さんが担当する「テクノロジーコンサルタント」という仕事について、簡単にご紹介ください。

シー・エス・エスのテクノロジーコンサルタントは、お客様のご要望やビジネス課題をヒアリングで整理し、最適な技術やツールの選定、システム化の実現方法をご提案する仕事です。ペーパーレスなどの業務効率化を目指すIT化から、成長戦略のためにAIを活用したいというDX領域までご相談は幅広く、見積りを含む提案書を作成するために、技術調査や技術検証も行います。

お客様の事業戦略に踏み込み「何をやるか」を決める難しさとやりがい

―テクノロジーコンサルタントの難しさや面白さ、やりがいについて聞かせてください。

テクノロジーコンサルタントは、お客様の事業戦略にも踏み込んで、「何をやるか」を決める部分からかかわります。業界や課題が違えば対応策も千差万別。単に技術力だけでは解決できない点に難しさがあります。一方で、ヒアリングや提案活動を通じ、お客様が本当に困っていることを見つけたり、それに対する解決策を提示したりすることは、大きなやりがいです。コミュニケーションを重ねていくうちにお客様との距離が近くなり、頼りにされていると感じたときはめちゃくちゃ満足感を覚えます。

視野や経験が広がるにつれ、お客様に対して解決策として提示できることが増えてきました。自分の中では全然思い浮かばなかったようなアイデアを、お客様からいただくこともあります。コンサルの仕事は、経験を重ねることが次に活きる。手応えがどんどん大きくなる面白さがありますね。

技術力や業界知識、コミュニケーション能力は必須

―テクノロジーコンサルタントに求められるスキルや資質とは、どのようなものでしょうか?

基本的な技術力やトレンドを押さえておくことは必須、加えて必要なのはコミュニケーション能力です。要望を聞き出したり、お客様課題の本質に斬りこんだりするには、単にリクエストを聞くだけでは弱い。プロとして最適解を提案するには、お客様も気づいていないようなニーズや課題を、徹底的に掘り下げる必要があります。そのためには、打ち解けやすい雰囲気づくりや、お客様の業務背景やお悩みを的確に引き出す「聴く」スキル、ITに詳しくない方にも分かりやすく「伝える」スキルが求められます。忖度なしに、お客様にベストな提案ができるよう、今も常に自分自身のスキルを磨く努力を続けています。

開発とインフラ領域をカバーする、教えたがりのエンジニアに成長

教師になりたいという夢

―シー・エス・エスのどんなところに魅力を感じて入社しましたか?

もともと私は商業科の教師を目指していました。ただ、大学卒業後すぐに教員になることには懐疑的で…。教師になるにしてもプログラミングの実務経験を積みたい、まずは社会経験が先だと就職の道を選びました。プログラミングができるSEに絞って就職活動をしたのですが、大手IT企業の開発部門は、要件定義や設計は行うものの、プログラミングは他社が担うことが多いと分かって、お客様へのヒアリングから開発、導入、保守まで一貫して携われるシー・エス・エスに魅力を感じました。

細かな質問に対して誠実に答えてくれたことも、好感が持てました。入社の決め手となったポイントは、2点あります。一つは、残業や休暇などがコントロールしやすいこと。なぜなら、私はライブや観劇が大好きで、プライベートの時間を大切にしたかったからです。もう一つは、当時の新人研修の講師を、自社の先輩社員が務めていたこと。教師志望の私にとって、「教える場」が会社にあることも魅力的でした(現在は外部講師に依頼)。シー・エス・エスでの仕事が面白くて、結局は教員にならず今に至りますが、新技術を社内で教える役割を担っているので、教師になりたかった想いは満たされています。

思い描いていた未来像を実現

―入社時に描いていたキャリアプランについて教えてください。現在のご自身と比べてみて、どのように感じられますか?

プログラミングスキルはもちろん、開発の技術を磨いて、自信を持ってお客様課題に向き合える専門性を持つエンジニアでありたいと思っていました。顧客課題の解決のための提案ができるようになっていたい、自らが身につけた知見を後輩に伝えたい、と将来の自分の姿をイメージしていましたね。「エンジニア35歳定年説」という話を耳にし、その年齢になると勢いが止まってしまうという不安もありました。

でも、提案力やコミュニケーション力は、年齢を重ね、経験を積むからこそ培われるものです。35歳を超えた今、成長できる領域はさらに広がりました。もちろんそのためには最新の技術に興味を持ったり、学び続けたりすることは大事。自分が成長できれば、会社や社会に貢献し続けられることも分かってきました。

アプリケーション開発からクラウド領域、その後コンサルへ。業務を通じて自己成長を図る

―業務を通して、どのような経験を積んできたのでしょうか?

入社時は開発に没頭し、JavaやC#、SQL Server、Pythonなど、様々な技術を身につけることに集中しました。ガリガリのプログラミング時代を経て、徐々にお客様との打ち合わせに同席するなどヒアリングやデモンストレーションの機会が増え、お客様の要望を聞いたり提案したりと、SEとして今のコンサルの素地を作ってきました。通信、電機、証券、流通など様々な業種でアプリケーション開発に携わった後、AWS事業がスタートするタイミングで、AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト資格を取得しました。

AWS事業部門のパイオニア

インフラもクリエイティブ!気づいたらAWSのとりこに

―会社としても挑戦だったAWS事業のスタートメンバーに抜擢されたときの気持ちを教えてください。

会社から「任せたい」と声をかけていただいた当時は、クラウドはおろかインフラに対する知識も興味もなく、最初はお断りしたほどです(笑)。ただ、新しい技術を習得することや勉強することは好きでしたので、AWS認定資格の取得には挑みました。その頃は、AWSに関する日本語の情報はほとんどありません。世の中に登場して間もない技術への挑戦でもあり、社会的にもまだクラウドの概念が浸透していない時期でしたから、社内に聞ける人はいない。資料はすべて英語。すでに取得されている日本人技術者のブログを参考に、AWS公式のドキュメント(英語)や英語の解説サイトを、Google翻訳を使ってひたすら読み、懸命に勉強しました。無事資格を取ってAWSの現場に入ったら、その面白さや奥深さに魅了されて、AWSのとりこになってしまいました!

―現場に入って面白かったところとは?

実は、インフラ領域はプログラム開発ほどクリエイティブではないと思い込んでいて、興味がわかなかったんです。実際はインフラ領域にもプログラミング要素があり、意外と無機質じゃなかった。自分の創意工夫が生きるところがたくさんあり、新しいプログラミングやコマンドの技術、OSの知識など、アプリケーション開発でも絶対に必要な知識、要素にも気づきました。自分が開発するアプリケーションを載せるOSを理解していないのは、まずいですよね。そして新しい技術を覚えると人に伝えたくなり、会社でみんなに教えることも楽しみになりました。

右も左も分からない中、経験のある他社の有識者から学んだり、自分で試行錯誤したり、AWS案件の実践を通じて理解を深めていきました。おかげで、アプリケーション開発とインフラの両方を理解できるようになり、お客様への提案力が増したと思います。

これは本当にプロとしての提案か?

―AWS対応での苦労話など、エピソードがあれば聞かせてください。

AWSに携わってすぐ、お客様からのリクエストでデータ加工処理のアーキテクチャを提案したのですが、いざ構築する段階になりサービスの制限により要件が満たせないことが判明。当時は、「この処理を行うならこのサービス」と、資格試験に出てくる典型的な組み合わせしか考えられず、要件によってはそれ以外のサービスを組み合わせないと実現できないことがあると、実践で知ることになったのです。最終的には要件を満たすシステムを構築できましたが、「プロなのだから、完璧とはいえないまでもリスクを考慮した提案をしてほしい」とお客様から言われました。これが強く印象に残り、以来「これは本当にプロとしての提案か?」と、常に自分に問いかけています。

―仕事で心がけていること、ポリシーはありますか?

AWSに限りませんが、お客様は競合他社と様々な角度から比較検討しますよね。その中で、当社が選ばれる提案をしなければなりません。お客様の要望に最大限応えるのはもちろんですが、そこに私なりの視点を加えています。開発エンジニアでもあることが私の強み。開発工程を知り、いざとなれば自分で手を動かすことができる私だからこそ、いかにお客様のリクエスト以上の価値を添えるかを考えて、実現可能なベストソリューションを提案するよう努めています。

成長を促し合う刺激的な環境がある

刺激的なメンバー揃いのシー・エス・エス

―林さんにとって、シー・エス・エスはどんな会社ですか?

挑戦と成長ができる会社です。私もかかわっていますが、新しい開発言語(Python)やクラウドエンジニア(AWS)へのスキルチェンジを行うプロジェクトを実施したり、当社で実績のない技術について社内検証したり、新しい技術を身につける機会がたくさんあります。ただ、そうした機会を存分に活かせていない人も多いように感じているのも事実。意欲的で刺激的なメンバーが多い会社なので、社員同士の情報やスキルの共有がもっと活発になるといいなと思っていますし、私自身もその起爆剤になるよう努めます(笑)。

―今後挑戦していきたいことや、自身の未来像について聞かせてください。

今後は、自分の知見を広く共有していきたいですね。誰かの役に立てるような情報を、会社のブログ(CSS InnovationLAB)などで積極的に発信したい。後輩やほかのエンジニアから、「理想とする」あるいは「影響を受けた」エンジニアとして名前が挙がる人物になりたいです。私自身が、知名度のあるエンジニアと一緒に仕事ができる機会に恵まれたとき、とてもうれしかったから。その人の知識を吸収したり、その人と議論を交わしたりすることで、仕事へのモチベーションが上がったからです。私自身もっとたくさんの人と一緒に仕事をして刺激を受けたいですし、自分が影響を与える側にもなりたい。そんな未来像を思い描いています。

成長と変化を求める人と一緒に、新しい扉を開きたい

―シー・エス・エスグループを検討している方に向けて、メッセージをお願いします。

変化や挑戦にワクワクできる人に、シー・エス・エスは向いています。私のキャリアは、すべてシー・エス・エスで培われました。IT業界は変化が激しく、毎日が学びの連続です。今は自信がなくても、尊敬できるエンジニアと出会って成長したい人、様々なお客様の課題に寄り添って解決したいと思う人、貪欲に知識や経験を求めていきたい方、一緒に新しいことにチャレンジしていきましょう。私も皆さんから刺激を受けたいです!

まとめ

上長から見た林さんってこんな人

パイオニア

新しいこと、難しいこと、実績がないことに対して怖気づくことのない、パイオニア気質。AWSの事業は20名ほどの部隊に成長しましたが、林さんはまさにそのパイオニアです。新たな技術、新たな領域での挑戦に、期待以上の仕事で評価されてきました。お客様への提案も、常に当社ならではの付加価値を意識しています。資格マニアで勉強好き、自分の成長にとても貪欲です。

物怖じしない性格

お客様にも弊社の社長にも、誰に対しても忖度なしにハッキリものが言える人。仕事に自信があるから、お客様の意向にも安易に流されず、お客様と闘ってでも顧客のビジネスグロースにプラスになることをしっかり提案します。そのためお客様からの信頼が厚く、プロジェクト終了時には、感謝の言葉とともに花束が贈られるような人です。