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エンジニアの仕事はAIに奪われるのか?SESの将来性や今後の需要に迫る

エンジニアの仕事はAIに奪われるのか?SESの将来性や今後の需要に迫るブログ記事

近年、AI技術の進化が止まりません。それと同時に「エンジニアの仕事はAIに奪われてしまうのか?」という不安の声も耳にするようになりました。特に、技術者派遣という形態で働くことの多いSES業界は、AIの影響を大きく受けると言われています。
AI時代の到来によるエンジニアへの影響、SES業界の将来性、そして生き残るために必要なスキルや対策について、解説していきます。

エンジニアの仕事はAIに奪われるって本当?

IT業界は常に変化しており、特にAI技術の進化はエンジニアの仕事に大きな影響を与えます。これまでエンジニアが担ってきた業務の一部をAIがこなし始め、エンジニアの仕事が奪われるのではないかと危惧されています。

仕事の90%以上に、大きなAIの変革が起こる

Google LLC, Microsoft Corporation, International Business Machines Corporation(IBM), Cisco Systems, Inc.(シスコ)などからなるAIコンソーシアムが発表した最新レポートによると、IT関連職の90%以上が変革の波にさらされる時代が到来しています。エントリーレベルとミッドレベルの職種で大規模な影響が予想され、High transformation、いわゆる「高度な変化」が必要になります。
新人~中堅層は、
AI倫理やRAG, AIエージェントなどといった新しいスキルの習得が必須になりそうですね。

職種グループごとの生成AIによる影響度合いの図生成AIの影響、職種グループごとの影響度合い

プロジェクトマネージャーなどへの影響

エントリーレベルはドキュメント作成など、ミッドレベルではプロジェクト管理などが影響を受け、特にエントリーレベルの職種で大きなAIによる変革が予想されています。
シニアレベルでは、シニアプロダクトマネージャーなどの職種で中程度の変革が予想されていますが、依然として人間の専門知識が必要とされるため、その影響は限定的だと見られています。

データサイエンスへの影響

データサイエンスの職種では、エントリーレベルからミッドレベルまでAIによる中程度の変革が予想されており、データクレンジング、データ入力、データ前処理といった従来のスキルは重要性が低下する見込みです。

ソフトウェア開発への影響

AIの進化に伴い、基本的なプログラミングと言語のスキルは、31%の職務において重要性が低下すると予想されています。この変化は、AIツールによる自動化と高度化が進み、手動でのコーディング作業の必要性が減ることを示唆しています。

生成AI時代に需要が増すスキルと需要が減るスキルの図AI時代に重要性が増すスキル(左)、重要性が低下するスキル(右)

テスト品質/品質保証(QA)分野への影響

エントリーレベルの職種を中心に、AIによる中程度から高度な変革が予想されており、ソフトウェアテストとデバッグ、品質保証などの職種で大きな影響が見込まれています。

引用元:
グーグルやMSら警鐘、生成AIでITエンジニアは不要になる?「90%以上影響」の詳細

AIコンソーシアムのレポート

エンジニアの9割がAIの脅威を感じている

ITプロパートナーズの調査によると、約9割のエンジニアが仕事の代替を意識していることがわかりました。しかしその危機とは裏腹に、対策は不十分なようです。

エンジニアアンケート結果のグラフ1エンジニアアンケート結果のグラフ2

引用元:ITエンジニア300人に聞いた 生成AI活用に関する調査

エンジニアの仕事がAIに奪われている現状

エンジニアによるプログラミングはもう必要ない?

ITエンジニアは従来、システムやアプリの設計・開発を主な業務としてきました。しかし、現在ではbolt.newのようなAIツールが登場し、プログラミングの専門知識がなくても自然な言葉で指示をするだけでアプリを開発することが可能になっています。ノーコードでWebアプリケーションを開発できるAIツールは、今後ますます増加し、より複雑なシステムも開発できるようになると予想されます。

エンジニアはコードを書かなくてよくなる

従来、システム開発には、プログラミング言語の知識や経験が豊富なエンジニアが必須でした。 しかし、AIの台頭は、そんな状況を一変させようとしています。
OpenAIのCodexやGitHubのCopilotのように、自然言語からコードを生成するAIツールが登場し、単純なコードの実装やテンプレート作成は、AIによって自動化されつつあります。

日経クロステック副編集長の大森氏は、「将来的に、プログラミング言語はXMLやJSONのような存在になる」と予測しています。XMLやJSONデータは、通常、プログラムによって自動生成され、人間が中身を確認するのは、トラブル発生時など、ごく限られたケースです。 大森氏の予測通りであれば、今後はプログラムコードもAIが自動生成し、人間はトラブルシューティングに専念する、そんな時代がやってくるのかもしれません。しかし、そのトラブルシューティングにはプログラミングの知識は必要ですので、コードを書かなくてよいとは言えども、常に最新の技術を学び続ける必要はあります。

上流工程エンジニアなら安泰なのか

AI技術の進化により、単純作業や定型的な作業をこなすエンジニア、特に下流工程に携わるエンジニアはAIによって代替される可能性が高まっています。例えば、単純なコーディングやテスト作業、データ入力といった業務はAIによる自動化が進行しています。
一方で、上流工程は顧客の要求分析、システム設計、プロジェクト計画など、高度なコミュニケーション能力や創造性、問題解決能力が求められるため、現時点ではAIがこれらを完全に代替するのは難しいです。そのため、上流工程のエンジニアはAIに仕事が奪われにくいと言えます。
しかし、将来的には上流工程の一部業務も自動化される可能性があります。例えば、過去のプロジェクトデータを学習したAIが、一定の要件定義や基本設計を自動で生成できるようになるかもしれないのです。では、AIに仕事を奪われないエンジニアになるには、いったいどうすれば良いのでしょうか。

AI時代を生き抜くために、エンジニアに必要なもの

AI時代にエンジニアとして生き残るためには、「AIに代替される仕事」ではなく、「AIを活用する仕事」「AIではできない仕事」に注力していくことが重要です。
そして、そのためには、「人間ならではの強み」を最大限に発揮していく必要があります。具体的には以下4つのスキルが求められます。

  • AIに関する知識や技術スキル

  • 創造性と問題解決能力

  • 特定の業界や業務に関する深い知識

  • コミュニケーション能力

AIに関する知識や技術スキル

AI技術そのものを開発・改善できる人材はますます需要が高まります。AIモデルの設計、トレーニング、評価、そして実装に関する専門知識を持つAIエンジニアは、企業がより高度なAIソリューションを開発する上で、必要不可欠な存在です。
もちろん、すべてのエンジニアがAIエンジニアを目指す必要はありません。しかし、AI時代に必要とされるエンジニアになるためには、AI開発で頻繁に用いられるPythonなどのプログラミング言語や、AIと親和性の高いIoT技術に関する知識を身につけておくことをおすすめします。
また、AI開発や運用には、AWS、Azure、GCP などのクラウドプラットフォームに関する知識やスキルも必要不可欠です。

創造性と問題解決能力

AIは既存のデータに基づいて最適な解を導き出すことは得意ですが、全く新しいものを生み出す創造力は人間にしかありません。 システム開発における要件定義や設計の段階では、しばしば創造力や高度な問題解決能力が求められます。複雑で未解決の問題に対して、新しいソリューションを生み出す力は、人間ならではの強みです。
プロジェクト進行中に発生する予期せぬ問題に対して、最適な解決策を見つけ出すための、経験に基づいた判断力や問題解決能力を備えたエンジニアは、いつの時代も重宝されます。

特定の業界や業務に関する深い知識

AIは今後、医療、金融、製造など、より専門性の高い分野にも広く活用されていくと予想されています。そのため、特定の業界や業務に特化した深い知識や経験を持つエンジニアの価値は、ますます高まっていきそうです。
例えば、金融システムの開発経験や金融に関する深い知識を持つ金融系エンジニアなどは、AI時代においても、その専門知識を活かすことができます。そして、業界特化のシステム開発の経験や業務要件に基く開発をしてきた業務系エンジニアはさらに活躍の幅が広がっていく可能性があります。

コミュニケーション能力

AI時代においても、システム開発は、チームで協力して進めることが基本です。チームメンバーと円滑にコミュニケーションをとり、プロジェクトを成功に導くためには、リーダーシップやコミュニケーション能力は必要不可欠です。
また、エンジニアとして、顧客と直接やり取りを行う上流工程に携わるようになれば、高いコミュニケーション能力が求められます。 顧客のビジネスニーズを丁寧にヒアリングし、それを技術仕様に落とし込むためには、高度なコミュニケーション能力と交渉力が必要不可欠です。 現状では、これらの業務をAIが完全に代替することは難しいと言えます。

SESの将来性や今後の需要

ここまで、AI時代のエンジニアに必要なスキルについて解説してきましたが、SESとして働くエンジニアは、具体的にどのような点に注意すれば良いのでしょうか?最後に、SESの将来性や今後の需要について触れたいと思います。
結論から言うと、AI時代においてもSESの需要がなくなることはありません。しかし、SES業界は、AI技術の進化によって大きな転換期を迎えているのも事実です。
SES企業が生き残り、SESとして働くエンジニアが、市場価値の高い人材であり続けるためには、AI技術の進化をチャンスと捉え、積極的に変化していく必要があります。

需要が減少するSES案件と、需要が増えるSES案件

AI技術の進化によって、SES案件の中でも、需要が減少していくものと、逆に増加していくものが出てくると予想されます。

需要が減少するSES案件

  • 単純なコーディングやテストなど、AIで代替可能な作業を中心とした案件

特に、低価格戦略でプログラミングスキルが未熟なエンジニアを大量投入しているSES企業は、今後の展開に注意が必要です。

需要が増加するSES案件

  • AI、データサイエンス、セキュリティ、クラウドなど、高度な専門知識やスキルが求められる案件
  • AI技術を活用したシステム開発やデータ分析、セキュリティ対策などの案件

これらに精通したエンジニアの需要が高まり、エンジニアの奪い合いが激化するかもしれません。

淘汰されるSES企業と、生き残るSES企業

AI技術への対応が遅れ、従来型のSESモデルに固執する企業は、競争力を失い、淘汰されていきます。また、人口減少が進んでいる日本では、労働集約型であるSESだけでビジネスをしている企業の未来は明るいとは言えません。エンジニアのスキルアップ支援やキャリアパス提供を怠り、人材育成を軽視する企業も、優秀なエンジニアを獲得できず、苦境に立たされることになります。

一方、AI技術を活用した業務効率化や、エンジニアの育成に積極的に取り組む企業は、生き残る可能性が高いです。SESビジネスだけではなく、自社サービスの開発やプロダクト販売など、ストック型ビジネスを少しずつ増やしている企業は、将来性を期待できるかもしれません。顧客企業に対して、AI導入やDX推進などのコンサルティングサービスを提供することで付加価値を高める企業も、競争優位性を築けるはずです。

エンジニアは市場価値を高めていくことが重要

AI技術の急速な発展により、エンジニアの市場価値を高めることはこれまで以上に重要となっています。AIに代替されるスキルに頼り、学習意欲が乏しいエンジニアは、AI時代においてキャリアを構築するのが難しくなるかもしれません。
市場価値を向上させるためには、AI技術の理解を深めると共に、特定の分野で高度な専門知識やスキルを習得することが求められます。そうすれば、企業が求める市場価値の高いエンジニアとして、業界でのポジションを強化できます。
さらに、コミュニケーション能力や問題解決能力が高く、顧客やチームメンバーとの連携をスムーズに進められるエンジニアは、組織にとって貴重な存在となります。
未来を見据えたスキルアップ、スキルチェンジをし、自身のポジショニングを考えたキャリアを積んで、市場価値が高めていきましょう。

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まとめ

エンジニアがコードを書くことは今後少なくなっていくが、プログラミングの知識は必要。
今後需要の高まるエンジニアは
・AIに関する知識や技術スキルがある
・創造性や問題解決能力がある
・特定の業界や業務に関する深い知識がある
・コミュニケーション能力が高い
今後SES企業は二極化が進んでいく。
AI時代でも活躍できるよう、エンジニアは市場価値を高めていくことが重要。